食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03590770149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肥育鶏用飼料添加物としてCRINAR Poultry Plus (安息香酸とエッセンシャルオイルからなる製剤)を使用する場合の安全性と有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年3月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月23日、肥育鶏用飼料添加物としてCRINAR Poultry Plus (安息香酸とエッセンシャルオイルからなる製剤)を使用する場合の安全性と有効性に関する科学的意見書(2012年3月7日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1.CRINAR Poultry Plus (CPP) は、安息香酸(benzoic acid)(83%)、チモール(thymol) (1.9%)、オイゲノール(eugenol)(1%)、サリチル酸ベンジル(benzylsalicylate)(0.3%)、ピペリン(piperine)(0.1%)、サリチル酸イソアミル(isoamulsalicylate)(0.1%)、トランスアネトール(trans-anethole)(0.1%)の7つの有効成分で構成される飼料添加物である。
2.当該添加物は畜産学的添加物として肥育鶏用の配合飼料用途とすることが意図されている(配合飼料1kg当たり300~450mg)。用量に関連しないものの、データ及び考えられる副作用との間に矛盾があるため、「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、提案された投与量の範囲での安全性に関して結論を出せない。
3.CPPの構成物質はいずれも遺伝毒性を有せず、当該添加物のin vitro 分析においても遺伝毒性の可能性はない。肥育鶏中のオイゲノール及びピペリンについては代謝/残留物に関するデータがないので、当該パネルは肥育鶏用飼料添加物としてCPPが使用された場合の消費者の安全性に関して結論づけることはできない。CPPは皮膚及び眼に刺激を与え、同時に皮膚への感作物質であるとすべきである。吸入した場合の副作用はない。
4.ピペリン、サリチル酸イソアミル及びサリチル酸ベンジル又は当該添加物そのものの環境への影響に関するデータがないので、環境への安全性は評価できない。考えられる大きな影響は、有効性検証のために実施された8件の研究のうち1件で確認された。提案された用量でCPPが鶏の畜産技術的効果を向上し得るという証拠は不十分である。CPPを投与された鶏肉中の官能的性質への影響はない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2620.pdf