食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03590090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物用途に由来するショ糖脂肪酸エステル(E473)の暴露評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年5月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月11日、食品添加物用途に由来するショ糖脂肪酸エステル(Sucrose esters of fatty acids) (E473)の暴露評価に関する科学的意見書(2012年4月18日採択、11ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品の表面処理剤に関する追加知見及び追加提案された香料としての用途を考慮に入れて、ショ糖脂肪酸エステル(E473)の暴露評価に関する科学的意見を提示する。
2. 本パネルは以前、脂肪酸のビニルエステルから調製されたショ糖脂肪酸エステルの安全性、及び香料へのショ糖脂肪酸エステルの用途拡大に関する科学的意見書(2010年)を採択した。その意見書において本パネルは、利用可能なデータに基づき、ショ糖脂肪酸エステルの追加用途によって、EFSAが2004年に設定したショ糖脂肪酸エステル(E473)及びスクログリセリド(E474)の一日摂取許容量(ADI)(訳注:グループADI)の40mg/kg体重/日を超える暴露を引き起こす可能性があると結論づけた。本パネルはさらに、食事経由のショ糖脂肪酸エステルの総摂取量に主として寄与しているものは果実の表面処理剤としての用途(平均40~50%)であることに留意し、摂取量を推定する精度を高めるために、この用途に関する実際のデータを知る必要があると提案した。
3. この結論の後で、生鮮果実の表面処理剤としてのショ糖脂肪酸エステルの実際の使用濃度及びその結果として生じる果実中の残留濃度を提示する新しいデータがEFSAに提出された。新たな暴露評価は、この新しい知見に基づいたものであり、また、追加提案された香料としての用途が考慮に入れられた。ショ糖脂肪酸エステルの今回の摂取量は、以前の推定摂取量よりかなり下回っているが、摂取量が多い小児については当該ADIをまだ超えていることに本パネルは留意した。
4. しかし、果実の表面処理剤としての用途に起因する摂取量、及び追加提案された着香した透明な清涼飲料水への用途に起因する摂取量は、それぞれ当該ADIの0.25%及び0.1%である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2658.pdf