食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03580030164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、鉛の土壌汚染と作物の鉛取り込みに関する鉛汚染土壌リスク調査報告書を発表 |
資料日付 | 2012年5月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は5月8日、鉛の土壌汚染と作物の鉛取り込みに関する鉛汚染土壌リスク調査報告書を発表した。 鉛に汚染された土壌は、野菜を栽培しようとする場合に、しばしばボトルネックとなる。鉛汚染土壌で栽培した野菜を摂取すると、行動障害や学習障害など、健康に影響を及ぼす。6歳以下の子供が最もリスクが高い集団である。したがって、野菜やじゃがいもによる土壌中の鉛取り込み予測は、家庭菜園栽培の野菜によるヒトの健康リスク評価の重要な要因である。 新たなデータセットに基づいて、鉛吸収を算出するための改良された方法が開発された。このデータセットには2 ,800か所の土壌サンプルと32種類の作物のデータが入っている。土壌サンプルのデータには土壌の鉛含有量、作物の鉛濃度、土壌のpH、粘土質及び有機物の含有率がある。リスク予測改良モデルによって、様々な作物における土壌と植物取り込みとの関係が推測された。この新モデルは、高レベル鉛含有土壌ほど、鉛取り込み係数(植物含有濃度と土壌含有濃度の割合で示す)が、徐々に低くなることを証明した。 この新モデルで、健康リスク予測は改善された。これは、鉛汚染された土地でのリスク評価について、必要な追加調査が軽減されることを意味する。これは、調査費用と時間を節減するばかりでなく、家庭菜園の持ち主の間での根拠のない懸念を取り除くことにもなる。 報告書(オランダ語63ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/607711004.pdf 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.10/2012(2012.05.16)P13 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.htm |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/607711004.html |