食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03580010343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、精練所跡地周辺地域の子供の鉛中毒症スクリーニングの妥当性の検討結果報告書を発表 |
資料日付 | 2012年5月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は5月14日、フランス北方バース・ノルマンディ地域圏、オルヌ県フレー(Flers)の古い精練所跡地周辺地域の子供の鉛中毒症スクリーニングの妥当性の検討結果報告書を発表した。 フレーのソノフォック精錬所(Sonofoque)閉鎖後、周辺地域の土壌の分析検査が実施され、高い濃度の鉛が検出された。子供の鉛中毒症のスクリーニングを実施するか否かの妥当性を評価する調査が実施された。対象は以下のとおり。 ・周辺地域に居住する子供 ・最も汚染度の高い区域に転入してくる子供 携帯蛍光X線スペクトロメータを使って調査地区を計測した。精錬所の周辺住民の日常習慣やリスク行動を特定するために、住民調査が実施された。この調査と並行して、土壌や塵のサンプル採集と分析検査が実施され、正確な鉛濃度を得ることができた。 分析検査結果は、6歳未満の子供が頻繁に通う地区では、最近数年間に得られた知見からみて、健康の懸念を生ずるものではないことが示された。 最も鉛汚染度が高い地区に転入してくる子供に関するシナリオについては、2つの方法で検討された。1つはInVSが開発した方法で、もう1つはコンピュータソフトウエアIEUBKを使用したものである。検討方法に拠らず、血中鉛濃度は、フランスの規制で定める基準値の100 μg/Lを大幅に下回るものであった。 この調査結果から、現在調査地域に居住する子供及び将来転入してくるであろう子供についても、鉛中毒症のスクリーニングを実施する必要性は認められなかった。 報告書(27ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.invs.sante.fr/content/download/36492/176083/version/1/file/Rapport_saturnisme_Flers.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Rapports-et-syntheses/Environnement-et-sante/2012/Analyse-de-la-pertinence-d-un-depistage-du-saturnisme-infantile-autour-d-une-ancienne-fonderie-Flers-Orne |