食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03550900149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、オーストリアにおけるGMジャガイモの栽培目的での販売禁止セーフガードに係る声明書を発表
資料日付 2012年3月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(遺伝子組換え体(GMO)及び生物ハザード(BIOHAZ))は3月28日、オーストリアにおけるGMジャガイモの栽培目的での販売禁止の根拠となる科学原則の評価に関する声明書を発表した。概要は以下のとおり。
 オーストリアは欧州委員会(EC)に、GMジャガイモEH92-527-1の栽培目的での販売を禁止するセーフガード措置を施行する旨の施行規則について通知した。このためECはEFSAに対し、禁止の根拠となる科学的要件を評価するよう諮問した。GMO及びBIOHAZパネルは、オーストリアから提供された情報のほか、あらゆる関連情報を精査した結果次の結論に達した。
1. nptII遺伝子の安全性に係る具体的な新データがない。
2.アミノグリコシド リン酸基転移酵素遺伝子のモザイク構造形成により生じるリスクは、既存の遺伝子変異体における当該構造の存在に係るデータがなければ評価できないが、そのようなデータがない。
3. nptII遺伝子を獲得した結果、臨床的に関係のある細菌にカナマイシン及びネオマイシンへの耐性を生じたことを示す証拠がない。
4. 既存情報の再評価に必要な、当該GMジャガイモ系統EH92-527-1の分子特徴や市販後環境モニタリングに係る新規又は補足情報をオーストリアは提示していない。 
 よってGMOパネルは、当該GMジャガイモに係る意見書を見直す根拠はないとの結論に達した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2627.pdf