食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03550720450
タイトル Eurosurveillance:掲載論文「2011年9~10月にハンガリー西部で発生した未殺菌牛乳によるダニ媒介脳炎」
資料日付 2012年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 17
, Issue 12
, 22 March 2012)に掲載された食品安全関係論文「2011年9~10月にハンガリー西部で発生した未殺菌牛乳によるダニ媒介脳炎(Tick-borne encephalitis transmitted by unpasteurised cow milk in western Hungary
, September to October 2011)
, 著者S Caini(European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC)
, スウェーデン)ら」の概要は以下のとおり。
 2011年10月、ハンガリーでダニ媒介脳炎(TBE)の4人の患者集団が特定された。初期調査から、農家が認可なく販売した未殺菌牛乳の消費に関連する可能性が明らかになった。最終的に11人の症例(7人の確定例及び4人の疑い例)が確認された。この農家の未殺菌牛乳を飲んだ消費者は、TBE症例となるリスクが、統計学的に有意なレベルではないが、2倍以上に増加していた。
 ダニ媒介脳炎ウイルス(TBEV)はフラビウイルス属のRNAウイルスである。ウイルスは感染ダニによる刺咬、又は頻度は低いが(しかし高い確率、短い潜伏期間で)感染動物の未殺菌乳の摂取によって伝播される。TBEウイルス感染者の3分の2は不顕性感染である。致死率はヨーロッパ型では1~3%である。ハンガリーでは、TBEは1977年から届出疾病となっている。2001~2010年にTBE患者は686人報告された。2007年、2008年には2件の山羊の生乳摂取に関連するTBE集団感染が発生しており、それぞれ25人、2人の患者が出ている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20128