食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03550540149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「生魚の表面のリステリア・モノサイトゲネス汚染の除去におけるListexTM P100の安全性及び効果の評価に関する科学的意見書」を公表
資料日付 2012年3月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月20日、「生魚の表面のリステリア・モノサイトゲネス汚染の除去におけるListexTM P100の安全性及び効果の評価に関する科学的意見書(42ページ、2012年3月8日採択)」を公表した。概要は以下のとおり。
 生魚表面のListeria monocytogenes汚染除去のためのバクテリオファージ製剤ListexTM P100の安全性及び効果の評価を行った。当該物質はヒトでの毒性学的問題はない。それは有効成分であるバクテリオファージP100が消費者及びリステリア属菌以外の生物に対し有害とみなされていないからであり、また、製造パラメータには安全性を損なうことが明らかなものは含まれていないからである。
 研究データでは、接種されたナマズ及びサケの検体において、ListexTM P100がリステリア殺菌効果を有することが示されたと考えられるが、生魚のL.monocytogenes数を低減させる効果、及び最終製品におけるL.monocytogenes汚染度への影響についての決定的な結論といえるものではない。生魚へのListexTM P100処理によるリステリア症リスク低減の可能性は推測できなかった。
 ListexTM P100の利用によって、殺生物剤への感受性が低下したり、主要な治療用抗生物質への耐性が出現することはないとみられる。しかしながら、この結論は検証が求められる。ListexTM P100を使用した後に、殺生物剤及び主要治療用抗生物質への耐性の獲得、又は感受性の低下の可能性を調査することが推奨される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2615.htm