食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03550350149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、レタス等におけるアシベンゾラルSメチルのMRL変更に係る理由付き意見書を発表
資料日付 2012年3月21日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月21日、レタス等におけるアシベンゾラルSメチルの残留基準値(MRL)変更に係る理由付き意見書を発表した。概要は以下のとおり。
 フランスはSyngenta Agro S.A.S.社から、レタスその他アブラナ科を含むサラダ野菜中のアシベンゾラルSメチルのMRL変更を求める申請書を受理し、現行の0.02mg/kgから0.3mg/kgに引き上げる案を欧州委員会に上申していた(2011年7月11日EFSA受理)。
 申請者は、レタスの残留試験を屋内条件下で8回、屋外条件下で計13回(北欧6回、南欧7回)実施した。屋内条件で生育したレタスは、屋外のものに比べておおむね残留値が高かった。レタスの葉が開く亜種と葉球形成亜種とを比較すると、残留値は同程度であった。しかし前者で3回、後者で5回実施した1組の試験データセットをもって、同じ集団全体を代表すると結論づけるには不十分であるというのがEFSAの意見である。
 よってEFSAは、レタスその他アブラナ科を含むサラダ野菜すべての作物群への外挿を推奨しない。この外挿を行うには、現行ガイドラインに従って、葉が開く亜種に対し更に5回の試験を行わなければならない。
 結論としてEFSAは、所期の用途でのアシベンゾラルSメチルのMRL変更は、レタスにのみ受け入れられ、0.3mg/kgとすることを推奨する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2632.htm