食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03530580149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、「毒性学的懸念の閾値(TTC)」に関する作業の更新を公表 |
資料日付 | 2012年2月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月21日、「毒性学的懸念の閾値(TTC)」に関する作業を更新した旨を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは2月15日、EFSAの科学委員会が2012年2月の会合においてTTCに関する当該委員会の意見書を正式には採択しなかった旨を欧州委員会(EC)に通知した。この決定は、同じテーマに関する意見を最終的にまとめているECの非食品系の複数の科学委員会(non-food Scientific Committees)との最終的な協議を行うまでのものである。 2. EFSAと非食品系の科学委員会は、化学物質に由来するリスクの評価におけるTTCの運用について一貫性を有したアプローチを確保するために共同作業を行っている。しかし、いくつかの領域における科学的な相違点が残っている。 3. 双方の機関は、EFSAの設立規則第30条で規定された手順に従って、食品及び飼料、並びに非食品の消費者製品(特に化粧品)におけるTTC手法の考えられる運用について共通の了解点に達することを目指している。 4. 編集担当者への注釈 (1) EFSAの科学委員会は、直近の全体会合(2月7日~8日)において、TTCに関する科学的意見書素案について議論し、意見公募の結果に従って修正を加えた。 (2) 毒性学的懸念の閾値(TTC)の手法は、科学的根拠に基づく方法で、考えられる安全性の懸念について化学物質をスクリーニングするために用いられる。TTC手法は、食品及び飼料において低濃度及び極めて低い濃度で見いだされ、かつ、利用可能な毒性学的データがほとんどない又はない化学物質のリスクを定性的に評価するために開発された。TTC手法は、毒性学的データの提出について法的要件がある規制対象製品(農薬等)の評価には用いられない。 (3) EFSAの設立規則の第30条は、EFSAが他のEUリスク評価機関と潜在的に異なる科学的意見を持つ可能性がある場合について規定している。そうした場合、EFSAは、相違点を解決する観点から、関連性のあるすべての科学的知見を共有し、潜在的に議論の分かれる科学的な問題点を特定するために、当該関係機関と連絡をとる。 EFSAの長官から欧州委員会健康消費者保護局(DG SANCO)に出された通知文書(2ページ)は、以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/en/edinterviews/docs/corporatettc120215.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/120221.htm |