食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03510930208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、クローン動物に関するファクトシートを公表 |
資料日付 | 2011年12月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は2011年12月、クローン動物に関するファクトシートの改訂版を公表した。概要は以下のとおり。 クローニングは一種の生殖技術である。正確な遺伝的複製物である生物を生産するものである。動物のクローニングでは、未受精卵の遺伝物質が除去され、クローン化される動物(ドナー動物)の成熟細胞の完全な遺伝物質に置き換えられる。その後、その卵はドナー動物と同一の動物を産む代理母に移植される。クローニングは、新しい特性を導入するために一つの生物の遺伝子を他の生物のゲノムに挿入する遺伝子組換えとは異なる。この違いのため、クローン動物由来の食品は作物などの遺伝子組換え体由来食品と同じようには規制されていない。 1.オーストラリア及びニュージーランドにはクローン動物は存在するか。 オーストラリア及びニュージーランドでは、非常に少数の優良畜種がドナー動物の正常な繁殖可能期間を超えて遺伝系列を維持するためにクローン化されている。 クローン動物はフードチェーンに入っていない。クローン動物の価格と高いコストは食品とする可能性がないことを意味する。 2.他の国におけるクローン動物 英国では、クローン動物の肉及びその後代からのミルクはフードサプライに入っている。クローニング技術が向上し、その使用が広がるにつれて、多くの国々ではクローン動物自体及びクローン動物の後代由来の食品を食べることの安全性を検討している。 2008年には、米国食品医薬品庁(FDA)は、動物のクローニングに関する報告書を発表し、クローン動物及びその後代由来の食用製品は、従来品と同等に安全であると結論づけた。2008年には、欧州食品安全機関(EFSA)は、動物のクローニングに関する意見書を公表した。それは、FDAと同様の結論であった。 EFSAは、2009年6月にさらに報告書を発表した。FSANZはこれらの報告書を検討し、食品の安全性についてのEFSAの結論に同意している。FSANZは、引き続き国際的な動向を注視する。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets2011/clonedanimals.cfm |