食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03500090314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、非常にカプサイシン濃度が高い食品は健康を阻害するとの意見書を公表
資料日付 2011年12月19日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月19日、辛すぎることは健康的でない-非常にカプサイシン濃度が高い食品は健康を阻害するとの意見書(全26ページ、2011年10月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 カプサイシノイドは、パプリカや唐辛子などの野菜として使用される果実やスパイス特有の強烈な燃えるような味をもたらす。これらの果実はカプサイシン、ジヒドロカプサイシン及びノルジヒドロカプサイシンなど様々なカプサイシノイドを含んでおり、そのうちカプサイシンがカプサイシノイドの3分の2~4分の3を占める。ドイツ市場で非常に高いカプサイシン濃度のソース類などが市販されていることから、BfRは、そのような食品の健康リスクを評価した。
 国際的な慣習のもとで、唐辛子の果実、その加工品や、伝統的なアフリカ、アラブ、南米及びアジア料理などの非常にスパイシーな料理の摂取は、急性の健康悪影響と関連付けられていないが、アレルギーの不耐性は知られている。伝統的な食事で大人に受け入れられる辛さとしては、カプサイシン5mg/kg体重の最大量を割り当てることができる。これは、60kgの成人におけるカプサイシン300mg摂取に相当する。
 唐辛子及びチリソースを過剰に摂取した場合、明確な健康障害が観察された。例えば、粘膜刺激、吐き気、嘔吐又は高血圧だが、どの程度の用量のカプサイシノイドがこれらの影響を及ぼしたかは不明である。
 利用可能なデータに基づき、100mg/kg以上のカプサイシンが含まれている食品には、その旨をラベル表示すること及び子供向けの注意書きを付けることを推奨する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/zu-scharf-ist-nicht-gesund-lebensmittel-mit-sehr-hohen-capsaicingehalten-koennen-der-gesundheit-schaden.pdf