食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03500030327 |
タイトル | カナダ環境省、二臭化エチレン(1 ,2-ジブロモエタン)をカナダ環境保護法のスケジュール1に追加する指令を公表 |
資料日付 | 2011年12月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ環境省は12月23日、二臭化エチレン(1 ,2-ジブロモエタン)をカナダ環境保護法のスケジュール1に追加する指令を公表した。 1 ,2-ジブロモエタンは、カナダでは主に有鉛ガソリンに使用されているが、海外では穀物のくん蒸剤やミツバチの巣の殺虫剤等に使用されている。当該物質は、大気中や地下水で速やかに分解されない。ただ、生物蓄積の可能性は限定的で、毒性試験の結果から、低濃度であれば水生生物に急性の危害を及ぼすことはないと想定される。 ヒトが当該物質に暴露した場合のリスクは発がん性であり、動物実験では経口暴露及び吸入暴露による発がん性が明らかとなっている。また、in vitro及びin vivo試験では遺伝毒性も示された。一般的な消費者が当該物質に暴露するのは主に、室内の空気を通じてであり、飲料水や食品、飲料による暴露はあまり一般的ではない。 当該物質の発がん性や遺伝毒性の可能性を、消費者への暴露データにより考察すると、当該物質はヒトの生活や健康に危険をもたらすような量や状態で環境に流出することがあるとの結論に至った。上記の評価結果から、1 ,2-ジブロモエタンをカナダ環境保護法1999のスケジュール1に追加する指令を公表し、規制の対象とすることとした。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ環境省 |
情報源(報道) | カナダ環境省 |
URL | http://www.gazette.gc.ca/rp-pr/p1/2011/2011-12-17/html/notice-avis-eng.html#d109 |