食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03491300305 |
タイトル | 欧州連合(EU)、健康強調表示許可リストに関するQ&Aを公表 |
資料日付 | 2011年12月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州連合(EU)は12月5日、健康強調表示許可リストに関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。 Q1. なぜEUは製品の健康強調表示の問題に取り組んでいるのか。 A1. 消費者は食品を購入する際、付加価値を求めている。健康を重要視し、食事と喫食する食品との関係を非常に意識している。健康強調表示はそのための重要な情報源であり、また、不可欠なマーケティングツールとなった。健康強調表示が誤って又は故意に情報とは言えない、あるいは誤解を招くことの懸念から、より厳しい管理を求められた。 Q2. 実施はなぜ、2006年中頃から2011年後半までかかったのか。 A2. 44 ,000件の健康強調表示が加盟国から提出され、欧州食品安全機関(EFSA)の評価並びに欧州委員会(Commission)及びリスク管理者である加盟国による検討のためのリストに登録する4 ,600件を超える多くの健康強調表示の統合に時間を要した。 Q3. リストには222件の健康強調表示がある。統合したリストの他の4 ,000件以上の強調表示はどうなったのか。 A3. 現在、許可リストに収載された健康強調表示は、統合したリストの約500件の登録の代表である。統合したリストの他の2 ,000件の登録の承認プロセスも完了しており、残りの約2 ,000件も承認プロセスの完了待ちである。 Q4. 許可リストに収載されていない健康強調表示はどのような状況か。 A4. 保留中の健康強調表示は、健康強調表示許可リストへの収載前に、関連する条件下で使用され続ける。許可リストに収載されなかったが承認プロセスが完了しているものは、栄養と健康強調表示のUnion Registerに収載され、許可されなかった理由が明白になる。 Q5. すべての健康強調表示の状況に関する明確な情報はどこで知ることができるか。 A5. 健康強調表示許可リストを採用した法案が、欧州議会及び理事会の審理を通過し、公式に承認されれば、官報で公表される。同時に、Union Registerでは、承認プロセスが完了したすべての健康強調表示の、許可された及びされなかった両方の健康強調表示のリストが更新される。 Q6. 健康強調表示許可はどのように使用されるのか。 A6. 使用条件を満たせば、誰でもリスト収載されている健康強調表示を使用できるようになる。 Q7. リストの健康強調表示は、非常に科学的な専門用語でも、書かれているとおり正確に使用されなければならないのか。 A7. 健康強調表示許可は、言語や文化の違いにより異った表現を必要とされることがあるため、食品事業者に一定の柔軟性を与えている。 Q8.健康強調表示許可リストに収載されなかったすべての強調表示は正確ではないという理由で拒否され続けるのか。 A8. 必ずしもそうではない。科学的評価は、健康強調表示規制における適合試験の最初の要件であり、続いて強調表示規則にある他の要求を遵守する試験を行う。 Q9. どのような健康表示がリストに収載されず、保留なのか。 A9.欧州委員会は2010年9月、「植物性(botanical)」物質と呼ばれる、植物及びハーブ物質の健康強調表示の評価の続行が不可能であると判断した。また、微生物のいくつかの健康強調表示に関する検討も中断された。 Q10. 植物性(botanical)成分に関する健康強調表示の状況はどういうものか。 A10. 特定のハーブ物質は、伝統的ハーブ治療薬製品(THMPs)及び食品中の組成において存在する。健康強調表示とTHMPsの法的要件の違いは、それが食品に存在するか又は医薬品に存在するかによって、同一物質に対して異なる取扱いを招くおそれがあり、ハーブ製品市場における差別及び消費者の混乱をひき起こす可能性がある。委員会及び加盟国がこの問題への対処を決定するのに更なる時間を要するため、これらの健康強調表示は保留とされた。 Q11. 植物性(botanical)に関して委員会はどうするのか。 A11. 将来的に、「植物性」の一貫性のある取扱いを達成することを目指している。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/11/868&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en |