食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03450710475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、モリンダシトリフォリア(Morinda citrifolia L)の果汁と(既に認可されている)ノニ果汁の実質的同等性の評価について意見書を提出 |
資料日付 | 2011年9月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、モリンダシトリフォリア(Morinda citrifolia L)の果汁と(既に認可されているTahitian noni(R) juice)ノニ果汁の実質的同等性の評価について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2011年8月3日付けで意見書を提出した。 欧州規則No.258/97の枠組みで、欧州委員会食品科学委員会(SCF)の意見書に基づいて2003年6月5日付で販売が認可されたノニ果汁(Tahitian noni(R) juice)との実質的同等性の申請である。即ち、申請者が申請した製品が、成分、栄養価、代謝、使用法、有害物質含有量について、ノニ果汁(Tahitian noni(R) juice)と実質的に同等であるか否かを確認するものである。 ノニ・フルーツはアカネ科のモリンダシトリフォリア(Morinda citrifolia L.)種の果実で、ポリネシアで伝統的食品として利用されている。申請者が使用する果実の生産国はエル・サルバドルである。 当該製品の申請資料では、工業生産に関する部分が欠落しているかまた不明瞭であり、特に使用機材、各工程の時間・温度、包装などの説明が不明瞭なことから、製品ロットの全体が適正な品質で再現性があることを保証できない。 当該製品の栄養成分については、エネルギー量、水分、たん白質、脂質、糖質、食物繊維、鉄分、ビタミンA、ビタミンC含有量は先に認可されているノニ果汁(Tahitian noni(R) juice)と実質的に同等である。リン、マグネシウム、モリブデン、ナトリウム、カリウム、総(残留)塩化物、ビタミンE、B1、B2、B6、B12、葉酸、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、アミノ酸などの成分については資料の提出がない。 栄養成分の提出資料は一部についてのみであり、更に補完することが必要である。 重金属類検査と微生物検査については、データの提出がない。 一般的に検査対象となる重金属に関しては鉛、水銀及びカドミウム以外については検査がなされておらず、誘導体が栽培で使用されている可能性のある銅についての検査も行われていないことを指摘する。搾ったままの未殺菌果汁や殺菌後、流通中の商品包装内の微生物や菌類の汚染検査が行われていないことは遺憾である。発酵や果汁の熟成で生成したアルコール分検査データも提出されていない。 結論として、この製品の製造プロセスは、それが何であれ、製品の成分を大幅に変えてしまう。従ってANSESは工業生産の全工程、成分、重金属含有量について詳細な情報がなければ、この製品の実質的同等性について何らかの決定を下すことはできないと考える。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/NUT2011sa0040.pdf |