食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03440830480 |
タイトル | オーストリア連邦保健省(BMG)、国立リファレンスセンターの疾病年報2010年を公表 |
資料日付 | 2011年10月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストリア連邦保健省(BMG)は、国立リファレンスセンターの疾病年報2010年を公表した。概要は以下のとおり。 1.ボツリヌス中毒症年報2010年では、ヒトのボツリヌス症の検査確認症例はなかった。2000年~2010年で12症例及び1例の死亡が報告されている。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 http://www.bmgfj.gv.at/cms/home/attachments/8/2/1/CH1305/CMS1299587575424/jb_botulismus_2010.pdf 2.カンピロバクター症年報2010年では、 オーストリア連邦保健省(BMG)へ暫定で報告されたカンピロバクター症例は5 ,236例(10万人に62.6人の割合)で、2009年比で5.0%減少した。カンピロバクター症が最も頻発した食品由来感染症であった。1 ,784の分離株のうち、85.4%がカンピロバクター・ジェジュニ、12.3%がカンピロバクター・コリであった。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 http://www.bmgfj.gv.at/cms/home/attachments/5/4/2/CH1305/CMS1299587296083/jb_campylobacter_2010_rev.pdf 3. ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)を含む大腸菌年報2010年では、456人、食品36点、獣医サンプル5体及び「国立人獣共通感染症モニタリング計画2010」によって得られた145の分離株が国立リファレンスセンターで分析された。36点の食品サンプルからは30の分離株が得られた。獣医サンプル5体は全て陰性であった。ヒト検体から88のベロ毒素産生性株が分離され、31のVTEC株及び57の腸管出血性大腸菌(EHEC=VTEC+eae遺伝子)株が特定された。前年と比較してヒトのEHEC O157(11株)対VTEC/EHEC非O157(77株)の比率に変化があった。(2009年はEHEC O157 30株:VTEC/EHEC非O157 63株) EHEC血清型O26が16例確定され、EHEC O157症例数をこの年初めて上回った。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 http://www.bmgfj.gv.at/cms/home/attachments/2/9/2/CH1305/CMS1299590882763/jb_vtec_2010_endgueltig.pdf 4.食品由来のアウトブレイク年報2010年では、193件のアウトブレイクで838人が感染(155人が入院し、2人が重篤であった)したことが報告された。2009年(n=351)比で45%減少した。うち188件のアウトブレイクが微生物によるもので、その中でサルモネラ属菌原因のものが98件(52%)、カンピロバクターによるものが82件(44%)、VTEC及び赤痢菌が各3件、エルシニア・エンテロコリチカ O:9及びリステリア・モノサイトゲネス血清型1/2aが各1件ずつあった。 細菌以外では、ノロウイルスによるものが5件、A型肝炎およびトリヒナ(Trichinella spiralis)によるものが各1件あった。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 http://www.bmgfj.gv.at/cms/home/attachments/4/7/1/CH1305/CMS1315918293057/lmbka_2010_endgueltig_korr.bmg_korr.much20110912.pdf その他、リステリア、ノロウイルス、サルモネラ属菌に関する報告書等が入手可能となっている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オーストリア |
情報源(公的機関) | オーストリア連邦保健省(BMG) |
情報源(報道) | オーストリア連邦保健省(BMG) |
URL | http://www.bmgfj.gv.at/home/Schwerpunkte/Krankheiten/Newsletter_Public_Health/Archiv_2011/ |