食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03440610482 |
タイトル | 香港食物環境衛生署食物安全センター、「香港における固形食品材料を含む又はトッピングした非包装飲料の微生物的品質」に関するリスク評価研究の報告書を公表 |
資料日付 | 2011年9月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港食物環境衛生署食物安全センターは9月28日、「香港における固形食品材料を含む又はトッピングした非包装飲料の微生物的品質」に関するリスク評価研究の報告書を公表した。要旨の概要は以下のとおり。(訳注:「固形食品材料を含む又はトッピングした非包装飲料」とは、タピオカボール・果物・小豆等の固形物が加えられた飲料で、予め容器包装されていないもの。例:テイクアウト店で提供される飲料等) 1. 2010年7月から10月までに、食物安全センターは異なる小売店から非包装飲料198検体を採取し、衛生署衛生防護センターの検査機関において生菌数・大腸菌・サルモネラ属菌・黄色ブドウ球菌・ウェルシュ菌の検査を行った。その結果、微生物的品質は148検体(74.7%)がA級(訳注:満足なレベル)、35検体(17.7%)がB級(訳注:許容できるレベル)、15検体(7.6%)がC級(訳注:不満足なレベル)で、D級(訳注:許容できないレベル)はなかった。C級の検体は全て生菌数が基準値を上回っていた。生菌数の評価が行われたのは145検体で、このうち15検体が基準値を上回った(10万cfu(訳注:培地上で培養された菌がつくるコロニー(集まり)の数を数えたもの)/g以上)。更なる分析に基づくと、乳類や小豆/緑豆を含む飲料で生菌数が基準値を上回るケースが多かった。これは予め調製した材料を長時間室温保存したことで、微生物的品質が満足できないレベルになったものと考えられる。 2. 結論:香港の小売店で販売されている非包装飲料の大部分(92.4%)は微生物的品質がA級またはB級であり、D級のものはなかった。本研究において、微生物的品質がC級(改善を要する)の検体は、いずれも生菌数が基準値を上回っていた。恐らく、予め調製した材料またはそのまま食用する材料を危険な温度(摂氏4℃~60℃)で長時間保存したことが原因である。業界は本研究結果に留意し、予め調製した材料またはそのまま食用する材料を室温で長時間保存することを避けなければならない。 3. 市民への助言:省略 4. 業界への助言:省略 本報告書の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/programme_rafs_fm_01_17.html 本件に関するプレスリリースは以下のURLから入手可能。 http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/press/2011_09_28_1_c.html |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
情報源(報道) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
URL | http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/files/programme_rafs_fm_01_17_NPB.pdf |