食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03420210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物に対するスピノサドの既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2011年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月5日、様々な作物に対するスピノサドの既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2011年9月2日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC)396/2005の第6条に従い、評価担当加盟国(EMS)の英国は、ブラックベリー及びラズベリー中のスピノサドについての既存MRLを修正する申請を受けた。
2.EMSのドイツは、パセリ中のスピノサドに対する既存MRLを修正する申請を受けた。
3.EMSのオランダは、バナナ、クレソン、鞘付きと鞘なしの未成熟豆、とうもろこし、スイートコーン、じゃがいも、だいこん中のスピノサドに対する既存MRLを修正する申請を受けた。
4. 3件全てが、スピノサドの既存のMRLの修正に関する申請であることを考慮して、効率性の点から、EFSAは、一つの妥当な意見によりすべての申請に対応した。EFSAは、英国、ドイツ及びオランダが作成し提出した評価報告書、報告書評価加盟国(RMS)のオランダが作成した評価報告書素案(DAR)及びFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)の評価報告書に基づき、結論を出した。
5. スピノサドの毒性学的プロファイルが、指令91/414/EECに基づくピアレビューの枠組みで評価された。一日摂取許容量(ADI)は0.024mg/kg体重/日で合意し、有効成分が低毒性のため急性参照用量(ARfD)の設定は不要と考えられた。
6. EFSAの残留農薬摂取量の算出モデル(PRIMo)の改訂版2を用いて消費者のリスク評価が行われた。PRIMoに組み込まれた欧州のいずれの食習慣においても、消費者の長期摂取による懸念は確認されなかった。
7. 検討中の作物へのスピノサドの意図された使用によって消費者の暴露量が毒性学的参照値を超過することはなく、したがって公衆衛生上の懸念はないとEFSAは結論づける。
8.EFSAは、提案する規制対象の残留物定義をスピノサド(スピノシンAとスピノシンDの総量)とし、ブラックベリー:提案せず(十分なデータがないため)、ラズベリー:提案せず(十分なデータがないため)、バナナ:2mg/kg、はつかだいこん:0.3mg/kg、パセリ:60mg/kgのMRL案を勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2352.pdf