食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03412230314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、「乳幼児用乳飲料の栄養成分」に関し意見書を公表 |
資料日付 | 2011年8月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月16日、「乳幼児用乳飲料の栄養成分」に関し意見書(2011年1月5日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 乳幼児用ミルク又は子供用ミルクと呼ばれる乳幼児のための乳飲料が市販されている。これらの製品の製造業者は、これらの製品は、その組成において、牛乳と比較して乳幼児の栄養ニーズに適応させているとしばしば宣伝している。これらの製品は、多くの場合、牛乳と比較してたん白質含有量を減らしており、その後の肥満を抑制し、知能の発達に必要とされるビタミンとミネラルが補強されているとしている。 これらの乳幼児用乳製品は、1~3歳の幼児の特別な栄養ニーズに適応していないという結果となった。したがって、それらは栄養食品における規制要件(栄養規則)を満たしていない。 多くの乳幼児用乳飲料は、強化されたビタミンやミネラル強化により、一部の栄養成分が無秩序に増加している一方、牛乳特有の微量栄養分、例えばカルシウム及びビタミンB2が少なくなっている。全体的な食事の中で、乳幼児用乳飲料中のたん白質の含有量の削減が、牛乳と比較して、一日あたりのたん白質摂取量の大幅な削減につながるかどうかは疑問である。更に、乳幼児の段階でたん白質の摂取量を減少させると、幼児期後期に太りすぎや肥満のリスクが減るとする点に関する十分な科学的な証拠はない。また、乳幼児用乳製品の脂肪含有量は、全乳とほぼ同じで、幼児は、低脂肪乳を摂るべきであるという小児科医師及び栄養士の推奨に適合していない。 更に、乳幼児乳飲料製造業者は製品の包装にしばしば高い摂取量を摂るよう薦めている。これを守ることにより子供は子供用ミルクのみでマクロ及び微量栄養成分を多量に摂ることになり、全体的な栄養成分摂取の中で、長期的にすべて栄養素の供給過剰を推進することになる。このことは栄養及び健康の観点から問題がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/naehrstoffgehalt-von-kleinkindermilchgetraenken.pdf |