食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03410980149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、「食品及び食料生産動物における基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)及び/またはAmpC型βラクタマーゼ産生菌株の公衆衛生上のリスクに関する科学的意見書」を公表 |
資料日付 | 2011年8月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月2日、「食品及び食料生産動物における基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)及び/またはAmpC型βラクタマーゼ産生菌株の公衆衛生上のリスクに関する科学的意見書」(95ページ、7月7日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 ESBLまたはAmpC産生性菌による食料生産動物または食品の公衆衛生上のリスクにおける潜在的寄与は、多くの微生物においてコードされている特異プラスミド媒介性ESBLまたはAmpC遺伝子に関連している。動物におけるこの耐性に関連する最も一般的な遺伝子はblaCTX-M-1(ESBLを特定するのに最も一般的なもの)で、次いでblaCTX-M-14、他にblaTEM-52、blaSHV-12である。AmpC型βラクタマーゼをコードする遺伝子では、blaCMY-2が最も一般的である。これらの遺伝子が最もよく確認されている細菌種は大腸菌及び非チフス性サルモネラ属菌である。 ESBL/AmpC産生性菌の発生リスク要因の確立は、データの入手困難及びその正確性の欠如から特に困難である。抗生物質の使用は、耐性クローン、耐性遺伝子、プラスミドの選択及び拡散のリスク要因である。大半のESBL/AmpC産生性菌は他の一般的に使用される動物用医薬品についても更に耐性を有していることから、一般的な抗生物質の使用はESBL/AmpCに対するリスク要因であり、それは特にセファロスポリンの使用に限定するものではない。また、EU加盟国内の広範な動物取引も更なるリスク要因である。 食料生産動物に関連するESBL/AmpC産生性菌によって生じる公衆衛生リスクを削減するための個々の管理選択肢の効果を比較するデータはない。優先順位付けは難しいが、効果の大きい管理選択肢は、セファロスポリン系や全身的に活性をもつ第三世代・第四世代セファロスポリンの使用を全面的に停止すること、あるいは使用を制限することであると考えられる。相互耐性(co-resistence)もまた重要な問題であるので、EUの畜産において抗生物質の総使用量を減らすことが最優先である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2322.htm |