食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03410280149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての炭酸カルシウム(E170)の再評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2011年7月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月26日、食品添加物としての炭酸カルシウム(E170)の再評価に関する科学的意見書(2011年7月5日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、炭酸カルシウムの安全性を再評価した科学的意見を提示する。炭酸カルシウムは欧州連合(EU)域内で食品添加物として認可された無機塩であり、また、特定栄養目的のために特定栄養補助食品に添加してもよい物質のリスト及び栄養補助食品(サプリメント)に関する指令2002/46/ECに収載されている。炭酸カルシウムは1965年、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって先に評価され、JECFAは一日摂取許容量(ADI)を制限しなかった。EUの食品科学委員会(SCF)は1990年、炭酸塩類のグループの一部として炭酸カルシウムを評価し、SCFはグループADIを特定しなかった。 2. ANSパネルに新たに提出された書類はなく、(1)従前の評価、(2)従前の評価以降に利用可能になった追加文献、(3)データ公募後に利用可能になったデータを当該パネルによる本評価の基礎として用いた。 3. 炭酸カルシウムに関する利用可能な毒性学的データベースは限られているが、懸念は生じていないことに当該パネルは留意した。ヒト試験及び動物試験で認められたいくつかの影響は、炭酸カルシウムの高摂取に関連しており、他のカルシウム塩類の摂取においても認められる。 4. 当該パネルは、炭酸カルシウムの食品添加物用途を検討する際、炭酸カルシウムを含む炭酸塩類のグループに対してグループADIを「特定しなかった」SCFと同意見である。サプリメント及び食品の栄養強化に由来するカルシウムの摂取と共に食品添加物としての炭酸カルシウムなど全供給源由来のカルシウムに対する推定暴露量は、2003年にSCFが設定した全供給源由来のカルシウムの許容上限摂取量(UL)の2 ,500mg/日を下回ることにANSパネルは留意する。マクロスケールの炭酸カルシウム中にある微量レベルの偶発的ナノスケールマテリアルに毒性学的な懸念はないとANSパネルは結論づける。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2318.pdf |