食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03410040344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、ベルギー人の鉛暴露リスク再評価報告書を発表 |
資料日付 | 2011年8月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は8月23日、ベルギー人の鉛暴露リスク再評価報告書(2011年6月24日付け)を発表した。 2010年に欧州食品安全機関(EFSA)及びFAO/WHO合同食品添加物専門家会議 (JECFA)が鉛暴露に関する健康リスクを評価した。これら両機関は現行の暫定耐容週間摂取量(PTWI)の25μg/kg体重はもはや健康保護のために十分でないとした。鉛に関する新たな情報を考慮して、科学委員会は、PTWIがないことから、ベルギー人の鉛リスクを再評価するため、従来の方法(暴露マージン、MOE)を用い、リスクの特徴づけを行う自ら評価を実施した。EFSAのフードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル(CONTAMパネル)は、子供の発達神経毒性、成人の心血管系への影響及び腎毒性をリスク評価の重要影響として特定し、これらの重要影響に対するベンチマーク用量信頼下限値(BMDL)を算出した。食事摂取からの鉛の最低BMDL値は血中鉛濃度から算出した。子供の発達神経毒性に関するBMDLは0.5μg/kg体重/日である。 現行の評価では、様々な経路での暴露が成人及び子供の鉛総暴露量算定に考慮されている。食事暴露が一般のベルギー人にとって主要な暴露経路である。土壌の粉塵摂取による鉛暴露は、都市部における子供にとって食事暴露より大きい問題である。ある集団にとっては、文化的要因によって鉛暴露が助長される可能性がある(台所用工芸品や違法化粧品など)。EFSAが提案するBMDLを用いた成人の総鉛暴露について算出された暴露マージン(MOE)は1.5~5.4である。子供については、算出MOEは1以下で神経発達に対する有害影響を排除できないことを示すものであった。 AFSCAの科学委員会は、食品中の鉛のモニタリングや特別調査の実施に関する提言をまとめた。これは、暴露源に関する意識を高める施策を支援するものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS07-2011_FR_DOSSIER2010-28.pdf |