食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03400860343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、腸管出血性大腸菌(EHEC)血清型O104:H4感染による溶血性尿毒症症候群(HUS)及び出血性下痢の集団発生の報告書を発表 |
資料日付 | 2011年7月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は7月22日、週刊疫学報告Web版疫学ニュース(Bulletin epidemiologique hebdomadaire:BEHWeb)第3号で、フランス南西部における2011年6月の腸管出血性大腸菌(EHEC)血清型O104:H4感染による溶血性尿毒症症候群(HUS)及び出血性下痢の集団発生の報告書を発表した。 ジロンド県で6月22日~28日の期間に、15人のHUSまたは出血性下痢発症の届出があった。調査は、6月8日にベーグルの児童保育施設で行われたバザーに出されたスプラウトが感染源であることを示唆するものであった。志賀毒素産生性大腸菌(STEC)血清型O104:H4株が5人の患者から分離された。この菌株は遺伝子的には最近ドイツで発生した集団食中毒で同定されたEHEC血清型O104:H4と類似しており、病原性や抗生物質耐性について同じ特徴を持つものであった。 この予備データは、ジロンド県の集団食中毒が、特に成人女性が患者の大多数を占めること、確認できた患者ではHUSの割合が異常に高いこと、潜伏期間の中央値がSTEC感染ケースとしては予想より長いこと、及びEHEC血清型O104:H4の菌株が同じであることなど、ドイツでEHEC血清型O104:H4集団食中毒と疫学的、臨床的及び微生物学的特徴が同じであることを示している。この菌株は、今回ドイツとフランスで集団食中毒が発生する前は、稀な菌株であった。この二つの集団食中毒の感染媒介は同じものである可能性がある。問題の児童保育施設のバザーに参加した人々のコホート研究、疫学調査、微生物学的調査及び食品のトレースバックが進行中である。同じような集団感染がフランスや欧州域内のどこかで発生することは排除できない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/behweb/2011/03/pdf/n3.pdf |