食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03400030314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、EUで計画されている乳幼児向け食品のダイオキシン類の基準値に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2011年7月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月20日、EUで計画されている乳幼児向け食品のダイオキシン類の基準値に関する意見書(2010年12月16日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会(EC)は、「乳幼児向け食品におけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の基準値の提案-食事療法協会の提案」を用意している。今までこれらの食品における基準値はなかった。乳児用調製乳及びフォローアップミルクに関しては、乳児用調製粉乳の粉の段階における基準値を参照している。一方、食事療法協会(特別な食事療法のための栄養食品の製造業者の団体)は対照的に、溶かして授乳できる状態の製品に関する基準値を提案している。BfRは当該協会の提案を評価した。 ECは、ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の乳児用調製粉乳の基準値として0.2pg(WHO - TEQ)/g乾燥重量を用意している。仮にこれを基に、水による希釈倍率を計算すると、乳児用調整乳の粉末中のダイオキシン量はより高濃度で基準値に達することが可能である。BfRの計算によると、乳児用調製粉乳及びフォローアップミルクにおけるダイオキシン及びダイオキシン様PCBの含有量は7倍にまでなる可能性がある。 ECの食品科学委員会(SCF)が設定した14pg(WHO - TEQ)/kg体重の耐容週間摂取量(TWI)で、食事療法協会の考え方(訳注:新しい基準値に適合した乳児用調製乳をとる)を取るとTWIを11~16倍を超えてしまう。そのため、BfRとしては、当該提案は受け入れられない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/geplanter_eu_hoechstgehalt_fuer_dioxine_in_saeuglings_und_kleinkindernahrung.pdf |