食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03360020475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、キノコ(菌類)に適用する総水銀最大含有量について意見書を提出 |
資料日付 | 2011年5月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、きのこ(菌類)に適用する総水銀最大含有量について意見書を提出した。 欧州規則(EC)No.1881/2006は海産物やサプリメントの水銀最大含有量を定めている。きのこ(菌類)については欧州規則では最大含有量の規定がない。フランス公衆衛生高等審議会(CSHPF)によって1996年4月10日付で公式に発表された勧告(preconisations:提言)を考慮し、DGCCRFは非動物由来食品の微量金属元素含有量年次サーベイランス計画事業で採取したきのこのサンプルで水銀の定量を定期的に実施している。CSHPFはきのこについて0.05 mg/kg生重量(mf:masse fraiche) の指針値を提言していた。 2000年~2009年の間に353のサンプル(この内の114サンプルは生及び乾燥ヤマドリタケ(cepe))について実施した分析で、94%がCSHPFが推奨する水銀最大含有量の0.05 mg/kg生重量を超えていた。最も高い水銀濃度は1.08 mg/kg生重量であった。 フランス保存食品工業連盟は2010年6月に野生きのこ自主規制を発表し、その中で野生きのこの水銀濃度が1 mg/kg生重量を超えるものは使用してはならないとしている。 DGCCRFは、業界の自主規制値がCSHPFの水銀推奨値を超えたところにあり、これを管理することについて問題が生じた。 結論 市場の現状では最大値を1 mg Hg/kg生重量とすると輸入きのこを沢山消費する消費者を保護できない。 市場の変化の不確実性を考慮すれば、ANSESはきのこ全体について最大限度値を0.50 mg Hg/kg生重量に設定することは無機水銀暴露リスクに対してきのこの消費者を保護するために必要と考える。 ANSESは他の微量金属元素(カドミウム、銅、亜鉛など)などについても生体濃縮現象があることから、きのこの消費者のリスク評価に含めることの必要性を指摘した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/RCCP2010sa0099.pdf |