食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03350190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価8改訂3:化学物質グループ20及び30の追加の酸化官能基を持つ又は持たない脂肪族及び脂環式の一硫化物、二硫化物、三硫化物及び多硫化物類に関する科学的意見書を公表
資料日付 2011年5月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月11日、香料グループ評価8改訂3:化学物質グループ20及び30の追加の酸化官能基(訳注:酸化反応を受ける可能性のある官能基)を持つ又は持たない脂肪族及び脂環式の一硫化物、二硫化物、三硫化物及び多硫化物類に関する科学的意見書(2011年2月4日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1.食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル(CEFパネル)は、上記の脂肪族及び脂環式の一硫化物、二硫化物、三硫化物及び多硫化物類70物質を香料グループ評価8改訂3として評価することとした。
2. 2-メチルプロパン-2-チオール及びメチルメタンチオスルホネートのほか構造的に類似する2-メチルブタン-2-チオール及び2
,4
,4
,-トリメチル-1
,3-オキサチアンは、遺伝毒性の懸念があるとして、適切なin vivo試験データが入手できるまで、評価できないとした。
3. 3-メルカプトオクタナール等構造クラスIの3物質及び構造クラスIIの1物質、3
,5-ジメチル1
,2-ジチオラン-4-オンに関しては、欧州における香料物質のデータがなく、摂取量を推定できないとして、評価を保留した。
4. 残りの62物質のうち48物質は、適切な反復投与による毒性試験があり、MSDIの推定摂取量と無毒性量(NOEAL)との間に十分な安全マージンが得られる。
5.これらの48物質の内38物質については特性データ等も十分あり、MSDI法に基づく推定摂取量において安全性の懸念はないと考えられる。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.10/2011(2011.5.18)P10~11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.htm
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1988.pdf