食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03330510475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ルテインやゼアキサンチンを成分とするサプリメントを摂取したことによる中毒疹(薬疹)リスクに関する意見書を発表
資料日付 2011年3月22日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、ルテインやゼアキサンチンを成分とするサプリメントを摂取したことによる中毒疹(薬疹)リスクについて自ら評価を実施し、2011年2月22日付で意見書を発表した。
 フランスのサプリメント副作用届出制度で、目の保健を謳う4種のサプリメント摂取によるものと疑われる8件の薬疹の届出があった。これらのサプリメントの成分分析の結果、ルテインやゼアキサンチンが検出された(キク科、メキシカン・マリーゴールドTagetes erectaの抽出物)。この8件の届出について精査した結果、その内の2件がサプリメントによる有害作用が確からしい(vraisemblable)、また1件はサプリメントによる有害作用がかなり確からしい(tres vraisemblable)ものであると判断された。
 なお幾つかの論文でTagetes erectaは、経口摂取で薬疹の原因化合物である抽出物チオフェンを含むことを示唆している。加えてキク科のほかの種でアレルギー性皮膚炎を起こすこともあるセスキテルペンラクトン類を含んでいるものもある。Tagetes erecta L.にこれらの成分が含まれているかどうかは知られていないが、Tagetes erecta L.の代わりに同じキク科のほかの種が使われた可能性は排除できない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/NUT2010sa0242.pdf