食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03330060149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価218改訂1:香料グループ評価19のサブグループ4.2のα ,β-不飽和アルデヒド類と前駆体に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2011年3月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月3日、香料グループ評価218改訂1 (FGE.218Rev1):香料グループ評価19(FGE.19)のサブグループ4.2のα ,β-不飽和アルデヒド類と前駆体に関する科学的意見書(2010年9月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. FGE.218で遺伝毒性データが求められた1評価対象物質(5-メチルフルフラール)の再評価を本FGE.218Rev1で行った。FGE.218は、フルフラール及びフルフラールの構造類似体7種(5-メチルフルフラール、フルフリルアルコール、並びに、フルフリルアルコール及び飽和脂肪族カルボン酸類のエステル類5種)で構成される。 2. 5-メチルフルフラールは、酸化されて第一級アルコールである5-ヒドロキシメチルフルフラールになりうることが予見される。5-ヒドロキシメチルフルフラールは、フルフリル及びフラン誘導体を扱ったEFSAのFGE.13で評価されている。5-ヒドロキシメチルフルフラールは、代謝されて、in vitro試験で遺伝毒性能を示す5 -((スルホキシ)メチル)フルフラールになる可能性があるため、5-ヒドロキシメチルフルフラールはWHO/FAO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価手順(訳注:摂取量、構造活性相関、代謝及び毒性に関する情報を統合する段階的な手法)を用いて評価できないとFGE.13で結論づけられた。したがって、5-メチルフルフラールもJECFA手順では評価できないと食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル(CEFパネル)は結論づけた。 3. 業界が、代謝、遺伝毒性及び発がん性データなど5-ヒドロキシメチルフルフラールに関する追加データを提出した。これらのデータ及びEFSAによって特定された追加の遺伝毒性試験に基づき、CEFパネルは以下のように結論づけた。5 -((スルホキシ)メチル)フルフラールの生成に好条件のin vitro試験で遺伝毒性が示され、また、in vivo遺伝毒性試験は限定的なものであるが、ラット及びマウスを用いた発がん性試験における基本的な陰性成績は、意図された用途の条件下において5-ヒドロキシメチルフルフラールに懸念がないことを示す。この結論は、本FGE.218Rev1の1評価対象物質である5-メチルフルフラールにも適用される。その理由は、この物質が代謝されて5-ヒドロキシメチルフルフラールになる可能性があるためである。したがって、5-ヒドロキシメチルフルフラール及び5-メチルフルフラールのいずれもJECFA手順で評価することができる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1840.pdf |