食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03322250208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品としての産業用麻に関するQ&Aを公表
資料日付 2011年4月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は4月1日、食品としての産業用麻に関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
Q1:麻とは何か。
A1:麻あるいは産業用麻は、アサ属植物(Cannabis sativa)で、繊維や油の原料として用いられ、また、その抽出液はいろいろな慢性疾患のための医薬品として用いられてきた。
Q2:麻の健康に有益な点は何か。
A2:麻の実は必須脂肪酸であるオメガ-3 及びオメガ-6不飽和脂肪酸が豊富である。これらは免疫反応、脂質加水分解、血液凝固、血管拡張、心臓の機能などの生体機能に必要である。これらの脂肪酸を始めとするポリ不飽和脂肪酸はまた、細胞の膜構造の維持においてきわめて重要な役割を果たしている。
Q3:麻はオーストラリアとニュージーランドで食品として用いられているか。
A3:現在、麻は、オーストラリアとニュージーランドでは、豪州・ニュージーランド食品基準(Australia New Zealand Food Standards Code)で禁じられており食品には用いられていない。例外はニュージーランドにおける麻の実油である。 
 麻は現在、ヨーロッパ、カナダ、米国では、生あるいは焙煎されたものが全粒で用いられると同様にシリアルバー、サラダ油、大豆不使用の豆腐、乳不使用のチーズ、焼き菓子などへの添加物に使われている。
Q4:麻の食品としての申請が認可された場合、特別の表示が必要か。
A4:麻が当該食品中の特徴的な成分と考えられる場合は、食品中の麻の割合を表示する必要があるだろう。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報部(化学物質)№6/2011(2011.03.23)p21
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets2011/industrialhempasafoo5102.cfm