食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03320890149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、「牛腸管におけるBSE関連リスクの精査に係る科学的意見書」を発表 |
資料日付 | 2011年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(BIOHAZ)は3月23日、「牛腸管におけるBSE関連リスクの精査に係る科学的意見書(2011年3月10日採択)」を発表した(全21ページ)。概要は以下のとおり。 本意見書は、フランス食品衛生安全庁(AFSSA)が2007年に発表した意見書を精査したものである。 AFFSAの意見書はフランスの現状に言及し、現在全月齢の牛から腸管全体を特定危険部位(SRM)として除去しているが、回腸だけに限定することもあり得ると結論付けている。当該意見書で用いられているモデルは、広範なサーベイランス制度が確立されている諸国で牛コホートの古典的BSE有病率を推定したり、検出されずに特定の国のフードチェーンへ侵入する古典的BSE症例の最大数を推定したりするには適切な手段であると考えられる。しかし、牛腸管における古典的BSE関連リスクを評価するうえでAFFSAの方法論は、フランス以外の状況を推測する目的には使用できないと結論付けられた。 入手できた新たな科学的データを精査した結果、古典的BSEに感染した牛の回腸以外の腸管部位においてもわずかな量のPrPscや感染価が存在することが確認された(実験的な接種では空腸、自然暴露では空腸遠位部と結腸)。同様に一貫した量のPrPscや感染価が回腸からも確認された。 現在入手できるデータは限られていることから、接種後さまざまな時期にある牛の回腸以外の腸管部位における感染価を正確に定量化することはできない。また古典的BSEが引き続き減衰傾向にあることから、牛腸管による現在の古典的BSE暴露リスクも減衰していると結論付けられた。 牛腸管の摂取による非定型BSEへの暴露は、現段階では評価できないため、その病変形成について研究を行うことが勧められる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2104.htm |