食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03320790164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、食用動物からヒトへ伝達の可能性がある薬剤耐性のリスク・プロファイル報告書を発表 |
資料日付 | 2011年3月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、食用動物からヒトへ伝達の可能性がある薬剤耐性のリスク・プロファイル報告書(121ページ)を3月4日付で発表した。 1940年代に抗菌剤が使用され始めてから、抗菌剤はヒトの病気の重荷をかなり軽減してきた。その副作用として、その広範な使用は感染症の初期処置の効果を低減させ、診断後の治療手段の選択を狭める抗菌剤耐性菌の選択淘汰と拡散を招く結果となった。食用動物生産では、抗菌剤は広範に使用され、人獣共通感染菌及び共生細菌に抗菌剤耐性が増大している。このことが食用動物からヒトへの人獣共通感染菌(直接的な危害要因)及び耐性遺伝子(間接的な危害要因)の伝達リスクの問題が発生し、結果として治療や公衆衛生上の問題となっている。本報告書は危機管理者にこれらの潜在的な健康危害要因に関する現在の知見に基づいたリスク管理プロセスの第一歩としてのリスク・プロファイルを提供するものである。このリスク・プロファイルには次の二つの直接的な危害要因及び一つの間接的な危害要因を例として選んだ: ・キノロン系抗菌剤耐性カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)(直接的な危害要因) ・家畜関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(LA-MRSA) (直接的な危害要因) ・基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL-)産生菌(間接的な危害要因) 報告書本文の目次は下記のとおり: 1序 2 微生物学的ハザードの定義 2.1 問題の本質 2.2 抗菌剤耐性の直接的危害要因 2.3 抗菌剤耐性の間接的危害要因 2.4 例示病原体 2.5 抗菌剤使用とヒトの治療における抗菌剤耐性 2.6 ヒトの健康に及ぼす悪影響 2.7 問題の大きさ 3 抗菌剤の使用と食用動物及び環境における抗菌剤耐性 3.1 食用動物への使用 3.2 食用動物の抗菌剤耐性 3.3 動物由来食品における抗菌剤耐性菌 3.4 耐性菌のその他のレゼルボア 4 抗菌耐性のヒトへの伝達 4.1 食用動物ヒトの抗菌剤耐性の関係 4.2 伝達経路 4.3 食用動物宿主からヒトの抗菌剤耐性への相対的寄与度 5 将来の危害要因 6 介入の可能性 6.1 食用動物生産部門における現行の管理措置 6.2 管理の今後の可能性 7 リスク評価 8 諮問に対する答申及び勧告 本文(121ページ)は下記URLから入手可能: http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/330334001.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/330334001.html |