食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03300680329 |
タイトル | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)、第104回SEAC会合(2010年3月5日開催)の議事録最終版を公表(その1) |
資料日付 | 2011年2月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は2月2日、2010年3月5日にロンドンで開催された第104回SEAC会合の議事録最終版(PDF 14ページ)を公表した。その概略は以下のとおり。 1. 第103回SEAC会合の議事録承認 2. 現在の課題 会合の前に委員会メンバーに送付された論文3件、(1)末梢ミエリンを維持するための軸索上のプリオンたん白質の要件、(2)他の痴呆を抱えている患者に対する孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(sCJD)についての診断テストの精度、(3)孤発型並びに変異型CJD脳参考資料の特徴評価に関し、メンバーは、現段階で委員会の詳細な検討を要する緊急な問題点はないことで意見が一致した。 3. vCJD罹患率 英国健康保護局(HPA)のNoel Gill教授は、vCJD罹患率調査の最新情報として、新たに虫垂30 ,000サンプルを採集し免疫組織化学(IHC)検査を行う予定であること、死後の脾臓に関する実証研究も近く開始することを報告した。 HPAは、全国匿名扁桃データベース(National Anonymous Tonsil Archive: NATA)に関し、二重酸素免疫法(EIA)によって1961-1985年誕生コホートの16 ,260対を含む85 ,000対の扁桃を検査した結果、すべて陰性であったと報告した。しかしながら、このうち10 ,000対に関しIHC検査を実施したところ、1サンプルの卵胞が陽性と判明した。組織サンプルについてのIHC及びWestern Blotting(WB)検査法による追加の検査では陰性であった。HPAの大規模組織検査に関する専門家諮問グループは、伝達調査を推奨することについて慎重な態度をとり、陰性結果が出た全てのサンプルについて、今後IHC並びにWBによる徹底的な検査を行うよう答申した。 委員会は、今回の検査結果より罹患率は1:10 ,000である可能性があるものの、リスク管理のための予防的数値としては依然としてHiltonデータからの1:4 ,000であるということで意見が一致した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC) |
情報源(報道) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC) |
URL | http://www.seac.gov.uk/whtsnew.htm |