食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03300670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、科学パネル(BIOHAZ)意見書「カテゴリー1動物性副産物におけるTSEリスクを最小化する油脂化学処理」を答申
資料日付 2011年2月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(BIOHAZ)は欧州委員会からの諮問を受け、意見書「カテゴリー1動物性副産物におけるTSEリスクを最小化する油脂化学処理」(2011年1月20日採択、全26ページ)を答申した。獣脂中のTSE感染価に関係する潜在的リスクを最小化するための漂白・脂肪分解・水素添加・濃縮・蒸留・精製などの油脂化学処理能力を評価したもの。
 動物性副産物に係る新規則(EC No 1069/2009)によれば、当該リスクを十分に不活化できることが証明されている処理法であれば、リスクカテゴリー1に分類される獣脂を油脂製品に用いることが認められている。本意見書で検討した処理法には様々な手順や組合せが用いられているが、感染価の低減に関しては、加水分解による脂肪の分解と水素添加が主な有効手段となっている。
 結論として、申請者の申告どおりにパラメーター条件が合いさえすれば、特定の処理法はカテゴリー1獣脂を用いた最終製品中のTSE感染価を著しく低減できると考えられる。ただし、カテゴリー1物質に由来する油脂化学製品中のTSE感染価の低減には不確実性が伴うことを考慮すれば、かかる製品に感染価がないと確実にみなすことはできず、よってフードチェーン及びフィードチェーンに入り込んだ場合はリスクを生じかねない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報

 No.4/2011(2011.2.23)(微生物)p11-13
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1976.pdf