食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03300260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分カルボキシンのリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月11日付け)を公表
資料日付 2010年10月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月18日、農薬有効成分カルボキシン(Carboxin)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月11日付け)を公表した。
1.カルボキシンは、再評価プログラムの第3段階パートBにある84種類の有効成分の1つである。
2.2008年12月5日のカルボキシン非収載及び当該成分を含む植物防疫製剤の認可取消の委員会決定を受け、申請者は評価報告書案(DAR)で指摘された課題に対応したデータを追加し再申請を行った。
3.報告担当加盟国(RMS)の英国は追加データの評価結果を追加報告としてEFSAに提出した。
4.EFSAは当該評価報告書について加盟国及び申請者の意見を要請した。
5.追加報告書に関する意見を受け、委員会は哺乳動物毒性について重点的にピアレビューを行い結論を報告するよう求めた。
6.本報告書の結論は、申請者が求めた穀類に対する殺菌剤としてのカルボキシンの代表的用途の評価に基づいて出された。
7.(1)同定情報及び分析方法のセクションでデータギャップが特定される。原体規格について懸念の重要な領域が特定される。
(2)哺乳類毒性セクションの試験バッチが、現在申請されている原体規格(物理化学的性状セクションで同意されなかった)と毒性学的に同等と考えることができなかったという利用可能な知見に基づき、哺乳類毒性について懸念の重要な領域が特定される。カルボキシンをR40 (発がん性物質カテゴリー3)に分類することが提案されているため、地下水代謝物は毒性学的に関連性があると考えられる。カルボキシンのスルホン代謝物は、有効成分のオキシカルボキシンであり、農薬活性を有する有効成分であるため、関連性があることに留意される。
8.残留物について、懸念の重要な領域は特定されない。しかし、輪作作物について特定されたデータギャップがあるため、リスク評価を確定できない。
9.ラット2年間試験を根拠として、安全係数100を適用して一日摂取許容量(ADI)は0.008mg/kg体重/日である。カルボキシンの毒性学的プロファイルに基づき、急性参照用量(ARfD)の設定は不要と考えられた。
10.小麦を種子処理した試験でカルボキシンの代謝について調べられた。この代謝試験に基づき、リスク評価のため及び規制対象の残留物定義は、カルボキシン及びその代謝物のカルボキシンスルホキシド及びオキシカルボキシン(カルボキシンスルホン)をカルボキシンに換算したものと結論づけられた。
11.残留基準値案(穀類の穀粒:定量限界の0.03mg/kg)が提案された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1857.pdf