食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03290110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価67 (FGE.67):フラン置換した脂肪族炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類及びカルボン酸類、並びに、それらの類似エステル類、スルフィド類、ジスルフィド類及びエーテル類のJECFA評価を検討した科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年10月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月5日、香料グループ評価67 (FGE.67):フラン置換した脂肪族炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類及びカルボン酸類、並びに、それらの類似エステル類、スルフィド類、ジスルフィド類及びエーテル類のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価を検討した科学的意見書(2009年11月26日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1.本グループ評価の検討対象は、JECFAが以前に検討したフラン置換脂肪族炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類及びカルボン酸類、並びに、それらの類似エステル類、スルフィド類、ジスルフィド類及びエーテル類40物質の内の25物質である。 JECFAが検討した40物質のうち1物質のフルフリル2-メチル-3-フルフリルジスルフィド(Furfuryl 2-methyl-3-furyldisulfide)はすでにEFSAの香料グループ評価13改訂1 (FGE.13Rev1)で評価されており、本FGEでは検討しない。本FGEにおける25物質は、EFSAがFGE.13Rev1で評価したフルフリル及びフラン誘導体の25物質に構造的に類似している。また、当該物質の一部は、EFSAがFGE.65で評価した、香料添加剤として使用されている硫黄置換フラン誘導体33物質のグループに構造的に類似しており、当該物質の別の一部は、FGE.66で評価されたフルフリル誘導体14物質に構造的に類似している。 2.JECFAが評価した本グループ40物質のうちほかの14物質は、FGE.19で、その他のα、β-不飽和アルデヒド類及びケトン類と一緒に、遺伝毒性の可能性に関して評価されているα、β-不飽和アルデヒド類又はケトン類である。この遺伝毒性の懸念について解消することができなかったため、これらの物質(訳注:1物質+14物質)を除き、25香料物質のみについて検討する。 3. 科学パネル(CEF)は、当該25物質のうち13物質について、遺伝毒性及び発がん性に関する懸念に基づきJECFAの評価手順を適用できないとしたJECFAと同意見である。 4.残る12物質はJECFA手順を用いて評価できると当該パネルは考える。 5. 検討対象の25物質について、さらに精査した暴露評価が必要な香料物質の特定を目的とした、mTAMDI法(訳注:食品摂取量と香料添加率から推定する方法)による推定摂取量算出のための使用量が必要である。 6. JECFA手順を適用し、9物質について香料の年間生産量から推定するMSDI法(訳注:香料の年間生産量から摂取量を推定する手法)に基づく推定摂取量において安全性の懸念はないと結論づけられた。残る3物質については、適切な無毒性量(NOAEL)がないため、この結論を出すことはできない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1404.pdf |