食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03290010149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、カドミウムの耐容週間摂取量に関する声明を公表 |
| 資料日付 | 2011年2月3日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月3日、カドミウムの耐容週間摂取量(TWI)に関する声明(2011年1月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの科学パネル(CONTAMパネル)は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって2010年に設定されたカドミウムの暫定的な耐容月間摂取量(PTMI)の 25μg/kg体重に照らして、カドミウムの現行TWIの2.5μg/kg体重がこれまでどおり適正であるか、又は、何らかの修正が必要であるかを確認するよう欧州委員会(EC)に求められた。 2. EFSA及びJECFAのいずれの評価も同じ疫学的データセットを用いており、2つの主要な構成要素すなわち尿中カドミウム濃度と腎尿細管影響のバイオマーカーであるβ2ミクログロブリン(β2M)の濃度を関連づける濃度－影響モデル、及び、尿中カドミウム濃度と食事経由のカドミウム摂取量を関連づける毒物動態学的モデルがある。(1)尿中カドミウム及びβ2Mの濃度データに基づく参照点(reference point)の特定、(2)濃度－影響モデルにおける暴露のバイオマーカー(尿中カドミウム濃度)及び反応のバイオマーカー(β2M濃度)のばらつき及び不確実性を説明する統計学的手法、並びに、(3)尿中カドミウム濃度を経口摂取量に換算する方法において、方法論的差異が特定された。 3. CONTAMパネルは、この2つのアプローチを評価後、食品中のカドミウムに関する従前の意見において採ったアプローチは適正であると結論づけ、従って、カドミウムの現行TWIの2.5μg/kg体重は維持された。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.3/2011（2011.2.9)(化学物質)p8-9 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| 情報源（報道） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1975.pdf |