食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03280910160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、食物アレルギーに関する共同研究を発表
資料日付 2011年1月24日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は1月24日、医療研究評議会(Medical Research Council: MRC)と共同で、食物アレルギーを引き起こす生物学的メカニズムの解明を目的とする研究を呼びかけた。
 食物アレルギーは、英国で成人の2%また子供の5%~8%に影響を及ぼしている一般的且つ重要な疾病である。症状は様々異なるが、重篤なアナフィラキシーに陥る可能性もあり、時として死に至る場合もある。
 新たなイニシアチブは、下記の重要な問題に対応する研究を支援する狙いがある。
1. 食物アレルギーにおいて、IgE抗体以外に、免疫システムのどのような局面が重要であり、またそれらの要素はどのように効果を発揮するか。
2. どのような要因が食物に対するアレルギー反応の激しさに影響を与えるか。
3. 相異なるヒト組織(例、皮膚対腸)の如何なる免疫学的要因が食物たん白質に対する免疫反応及びアレルギー反応の相違を引き起こすか。
4. 暴露の性質(経路、タイミング及び期間)は、食物たん白質に対する感作性の獲得にどのように影響を与えるか。
5. 食物たん白質においてアレルギー感作性をもたらす能力に影響を及ぼす重要な要因は何か。
 当該研究は、食物アレルギーの診断及び管理の改善の促進や、早い段階での食物アレルギー発症のリスク要因の特定に活用され、消費者への助言を提供する。同様に、食物アレルギー発症予防のための効果的対策を策定し、またアレルギーへの脱感作を促進するためにも活用される。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/jan/mrcallergyresearch