食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03280390149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ビスピリバック(特に断らない限り、評価されたデータはビスピリバックナトリウム塩(Bispyribac-sodium)をさす)のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2010年10月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 欧州食品安全機関(EFSA)は10月25日、農薬有効成分ビスピリバック(特に断らない限り、評価されたデータはビスピリバックナトリウム塩(Bispyribac-sodium)をさす)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年7月12日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
 ビスピリバックナトリウム塩は、理事会指令91/414/EECの附属書Iにある植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリストへの収載を申請された新しい有効成分である。
 本結論は、稲に対する除草剤としての代表的用途の評価に基づいて出された。
 ビスピリバックナトリウム塩は胃腸管からほぼ完全に吸収され、生体内に蓄積せずにビスピリバックナトリウム塩として排出される。急性毒性は低く、繰り返し投与試験では、おもな標的器官は、肝臓である。遺伝毒性、発がん性、発達毒性等において、ビスピリバックナトリウム塩による影響は見られなかった。
 一日摂取許容量(ADI)は、ラットを用いた2世代試験及び2年間試験を根拠に安全係数100を適用して、0.01mg/kg体重/日とした。急性参照用量(ARfD)は、急性暴露後の影響がないため、不要と考えられた。
 乾田直播水稲及び灌水直播水稲のビスピリバックナトリウム塩の代謝試験によって、この2つの栽培方法における代謝経路の類似性が立証された。ビスピリバックナトリウム塩は、大部分が植物成分に取り込まれた。抽出可能な残留物のうち、親化合物のビスピリバックナトリウム塩が常に最大成分であったため、リスク評価及び残留基準値の設定に用いる残留物としてビスピリバックナトリウム塩が定義された。
 長期消費者暴露リスク評価では、最大の推定摂取量は、ADIの1%未満であった。一方、関連のある代謝物M03及びM10による地下水汚染が規則による制限値を超える可能性が除去出来なかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1692.pdf