食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03280310149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジクロホップ(Diclofop) (ジクロホップメチルの類縁体とみなす)のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2010年10月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月7日、農薬有効成分ジクロホップ(Diclofop) (ジクロホップメチルの類縁体とみなす)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年9月1日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1.ジクロホップは、再評価プログラムの第3段階パートAにある79種類の有効成分の1つである。理事会指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)からのジクロホップの除外、並びに、当該成分を含有する植物防疫製剤の認可取消に関する委員会決定2008/934/ECの後、申請者が当該リストへの収載を求めて再申請を行った。 2.再提出された書類には、報告担当加盟国(RMS)のフランスが作成した評価報告書素案(DAR)で特定された諸問題に対処する追加データが加えられた。欧州委員会(EC)は、提出された追加データをRMSが評価した追加報告書、寄せられた意見及びDARの必要箇所を検討後、EFSAに対し、哺乳類毒性に焦点を絞ったピアレビューを行い、ジクロホップに関する結論を出すよう求めた。 3.本報告書の結論は、申請者が求めた穀類に対する除草剤としてのジクロホップの代表的用途の評価に基づいて下された。 4.物理・化学的性状について、懸念される重要な領域はない。しかし、原料の1つに関するバッチデータ、製剤の2年間使用期限試験、追加試験方法及び試験の妥当性確認においてデータギャップが特定されている。 5.植物及び動物中の各立体異性体(ジクロホップメチル及びおそらくジクロホップ)及び環境中の立体異性体(ジクロホップのみ)の優先的代謝/分解、並びに、毒性、作業者及び消費者リスク評価、環境への各光学異性体の影響の可能性について、提出書類で示された試験で調べられておらず、それぞれ対処する必要がある。 6.代表的な製剤で行われた吸入急性毒性試験について、毒性学のセクションで1つのデータギャップが特定された。懸念の重要な領域はなかった。 7.提出された代謝試験を容認できるものとみなすことができなかったため、穀類中の残留物の性質がまだ確認されていない。したがって、リスク評価のその後に続く領域について結論を出すことができなかった。 8.ラット2年間試験から得た最小毒性量(LOAEL)に安全係数200を適用したジクロホップメチルの一日摂取許容量(ADI)は0.001mg/kg体重/日である。ウサギ発生毒性試験における発生毒性の無毒性量(NOAEL)に安全係数100を適用したジクロホップメチルの急性参照用量(ARfD)は0.03mg/kg体重である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1718.pdf |