食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03271870149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、EU域内における食品中の食品媒介病原体の統一調査方法の開発についてEFSAに提出された科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2010年12月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月9日、EU域内における食品中の食品媒介病原体の統一調査方法の開発について、ドイツ連邦リスク評価機関(BfR)からEFSAに提出された科学的報告書(2010年11月22日、公表容認)を公表した。概要は以下のとおり。 指令2003/99/ECが定めたEU域内における人獣共通感染症及び動物、食品及び飼料中のその病原体に関するデータは主に、加盟国内で実施されている手順に基づいて収集されたものである。その結果、収集されたデータを直接比較することができず、また、傾向を特定するにも、加盟国間並び各加盟国内におけるデータ収集方法の差異の影響を受ける。 こうした問題に対処するため、本報告書には、収穫から販売までのフードチェーンにおける食品媒介病原体に関する調査の開発に関するガイドラインが盛り込まれた。出発点として、5種類の一般的な食品媒介病原体(サルモネラ属菌、カンピロバクター、リステリア、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)及びエルシニア菌)について統一した調査方法が開発され、それら各調査方法案の理論的根拠が説明されている。当該案には、フードチェーンにおける特定の地点(収穫、包装施設、小売)における加盟国内の特定食品(肉用若鶏、七面鳥、豚及び牛のと体及び食肉、食用卵、並びに、非加熱喫食食品)中のこれら病原体5種の保菌率を推定するための調査プロトコルが盛り込まれている。 開発された9つの調査プロトコルは以下のとおり。 1.肉用若鶏及び七面鳥のと体のサルモネラ属菌及びカンピロバクター 2.肉用若鶏及び七面鳥の小売肉中のサルモネラ属菌及びカンピロバクター 3.牛と体のVTEC 4.小売牛肉中のVTEC 5.豚と体のサルモネラ属菌及びYersinia enterocolitica 6.小売豚肉中のサルモネラ属菌及びYersinia enterocolitica 7.包装施設の食用卵のサルモネラ属菌 8.小売食用卵のサルモネラ属菌 9.小売非加熱喫食食品中のListeria monocytogenes これらのプロトコルは、各加盟国において最も妥当性のあるものや実現可能性などを鑑み、自主的に実施される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/83e.pdf |