食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03271570294 |
タイトル | WHO、ヒトと一部の反すう動物の組織中のTSE感染性分布表を更新 |
資料日付 | 2010年2月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHOは2月22日、TSEサイト上の「WHO TSE組織感染性分布表」(全21ページ)を更新した。 「WHO 伝達性海綿状脳症(TSE)組織感染性分布表」のデータは、当初2003年のWHO協議会において専門部会が収集し、2005年の協議会にて更新したものである。その後新たな知見が得られたことから、専門部会は、弧発性或いは変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)のヒト、定型或いは非定型BSEのウシ、スクレイピーのめん羊、今回初めて慢性消耗病(CWD)のシカやヘラジカの体組織、分泌物、排泄物中の感染性を反映した表に更新した。これは2006年に発行された「WHO組織中のTSE感染性分布ガイドライン」を更新するものではなく、同ガイドラインは依然有効である。しかし、ここに報告された組織の感染性分布の新情報は、血液または血液製剤、あるいはウシ由来物質から製造された医薬品によりvCJDが伝達する可能性があるという点で重要であり、今後の勧告に影響があるとみられる。 2006年発行のガイドラインでは感染性が検出されないとされたいくつかの組織(卵巣、子宮、乳腺、乳房、皮膚、脂肪組織、心臓、心膜)と体液(唾液、乳、尿、糞便)に、その後、感染性或いはPrPTSEが検出されたことから、これらの分類は「感染性不検出組織」から「低感染性組織」に変更された。 CWD感染性のデータが加えられたのには、以下の3つの重要な理由がある。1)CWDが北米の新しい地域に拡散し続けている、2)感染ジカのいくつかの分泌物及び排泄物に感染性が実証されている、3)CWDは唯一野生種に存在するTSEであり、現在はヒトの重大な懸念事項とは考えられていないが、今後、特に他の動物種への潜在的感染源として管理上重要な問題となる可能性がある。 感染性の主な分類は以下のとおり: IA: 高感染性組織(脳、脊髄、網膜、視神経、脊髄神経節、三叉神経節、下垂体、硬膜) IB: 低感染性組織(末梢神経、リンパ細網組織、生殖器官、他の器官、体液、分泌排泄物) IC: 感染性不検出組織(生殖器官、骨格組織、他の器官、体液、分泌排泄物) 「WHO 組織中のTSE感染性分布に関するガイドライン 2006年発行」は以下のURLから入手可能。 http://www.who.int/bloodproducts/TSEPUBLISHEDREPORT.pdf |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | http://www.who.int/bloodproducts/tablestissueinfectivity.pdf |