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資料管理ID syu03271320343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、ブルゴーニュ地域圏・フランシュ-コンテ地域圏のリステリア症疫学調査報告結果を発表
資料日付 2010年12月9日
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分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は12月9日発行の週刊疫学ポイント(Le Point Epidemio)、ブルゴーニュ地域圏・フランシュ-コンテ地域圏版(第49週、2010年12月2日~12月8日)において当該地域圏のリステリア症疫学調査結果を発表した。
 リステリア症は一般的にListeria monocytogenesが食品を経由して感染する。リステリア症は抗生物質で治療できる。死亡率は高く(20~30%)、持病(がんや肝臓病)を抱えている人や高齢者の感染頻度が高い。若い健常者が感染しても症状は軽い。
 フランスの疫学的状況は平均罹患率百万人当り3.5人と2001~2005年は安定していたが、2006年以降は罹患率は増加している。この罹患率増加は60歳以上の年齢層及び免疫不全者といった集団によるものである。リステリアの母子感染者数には変化がない。2008年と2009年のリステリア症罹患率はそれぞれ百万人当り4.3人及び5.1人であった。
 ブルゴーニュ地域圏で2001~2008年の間に届出のあったリステリア症は46例で、その内の20例は2006年以降の届出である。2006年以降に届出のあったリステリア症のうちの19例(95%)は60歳以上であった(この年齢層の2001~2005年の期間の届出数は14例(54%))。
 フランシュ・コンテ地域圏では同期間に届出のあったリステリア症は16例で、2006年以降に限ると5例である。2006年以降の届出は全て60歳以上の年齢層であった(この年齢層の2001~2005年の期間の届出数は8例(73%))。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/regions/centre_est/pe_centre_est_091210.pdf