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資料管理ID syu03270920462
タイトル カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、農薬事故レポート(2010-4374)に関する評価を公表
資料日付 2011年1月11日
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分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は1月11日、2010年の農薬事故レポートに関する評価を公表した。
 2010年5月5日、ケベック州Ste-Martineの農場で、200個のミツバチのコロニーが崩壊しているのが見つかった。ミツバチの死骸を集めて評価を行ったところ、クロチアニジン、デセチルアトラジン、アトラジン及びクマホスが検出された。
 アトラジン及びクマホスは、ミツバチに対して有害であるとは知られておらず、クロチアニジンはミツバチに対して高い毒性をもつ。クロチアニジンは、カナダでは条件付きで登録されており、主に殺虫剤として種子処理、葉面散布、畝間散布が行われている。
 評価の結果、PMRAは、クロチアニジンが今回のミツバチの大量死を引き起こした可能性が高いと結論を下した。ミツバチがクロチアニジンに暴露した経路は分からないが、当該農薬がミツバチに対して高い毒性を持っていることと、他地域から採取された健康なミツバチから当該農薬は検出されなかったことから、上記の結論が支持されている。
 また、アトラジンとクマホスについては、健康なミツバチからも検出されており、ミツバチ大量死の原因である可能性はないと考えられる。現時点で、カナダ保健省による追加的な規制措置は必要ないが、クロチアニジンが条件付き登録から無条件登録に移行する際に、今回の件も合わせて評価を受けることになるだろう。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
情報源(報道) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/cps-spc/pubs/pest/_decisions/erc2010-4374/index-eng.php