食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03270760149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フルロクロリドン(Flurochloridone)のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2010年12月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月14日、農薬有効成分フルロクロリドン(Flurochloridone)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月14日付け)を公表した。 (しかし、本ISO名のフルロクロリドンは、トランス対シスの異性体比が3:1の化合物をさす。本結論で検討される化合物は3:1の比率ではないため、本結論においてはフルロクロリドンの名称は使用せず、本化合物を識別するために会社コードのFLCを使用する。)概要は以下のとおり。 1.フルロクロリドンは、再評価プログラムの第3段階パートBにある84種類の有効成分の1つである。 理事会指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)からのフルロクロリドンの除外、並びに、当該成分を含有する植物防疫製剤の認可取消に関する委員会決定2008/934/ECの後、申請者が当該リストへの収載を求めて再申請を行った。 2.再提出された書類には、報告担当加盟国(RMS)のスペインが作成した評価報告書素案(DAR)で特定された諸問題に対処する追加データが含まれた。欧州委員会(EC)は、提出された追加データをRMSが評価した追加報告書、寄せられた意見及びDARの必要箇所を検討後、EFSAに対し、毒性関連に焦点を絞ったピアレビューを行い、フルロクロリドンに関する結論を出すよう求めた。 3. 本報告書の結論は、申請者が求めたひまわり及びばれいしょに対する除草剤としてのフルロクロリドンの代表的用途の評価に基づいて出された。 4. 物理・化学的性状について、懸念の重要な領域は特定されなかったが、有効成分及び製剤に関し、いくつかのデータギャップが特定された。 5.ラット2年間試験を根拠として、安全係数100を適用したFLCの一日摂取許容量(ADI)は0.04mg/kg体重/日である。FLCの急性参照用量(ARfD)は、20mg/kgの無毒性量(NOAEL)を得たラット発生毒性試験を根拠として、25mg/kg体重/日の用量レベルで催奇形性が認められたことによる追加安全係数5(安全係数積500)を適用し、0.04mg/kg体重である。 6.ひまわり及びばれいしょにおける代謝試験を、土壌表面に対する一回のFLC散布により実施した。この試験による結果から、規制対象及びリスク評価のための残留物定義をフルロクロリドンのみ(シス-トランス異性体対の総量)と設定することが提案された。 7.ひまわり及びばれいしょにおける作物残留試験において、残留物が検出されなかったため、MRLが定量限界(LOQ)の0.01mg/kgとして提案された。 8.消費者へのリスクは特定されなかった。TMDI法(theoretical maximum daily intake)による推定摂取量はADIの0.2%以下であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1869.pdf |