食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03270710149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分クレソキシムメチルのブルーベリー及びクランベリーに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2010年12月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月1日、農薬有効成分クレソキシムメチル(Kresoxim-methyl)のブルーベリー及びクランベリーに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年11月30日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 評価担当加盟国(EMS)のベルギーが、クレソキシムメチルのブルーベリー及びクランベリーに対する既存残留基準値を修正する申請をまとめた。クレソキシムメチルの適用拡大に適応するため、当該成分の既存残留基準値の上方修正(ブルーベリー及びクランベリー:定量限界の0.05mg/kg→1mg/kg)が求められている。 2. EFSAは、クレソキシムメチルに関するベルギー作成の評価原案(evaluation report)、委員会レビュー報告書、評価報告書素案(DAR)、EFSAの意見書及びFAO/WHO 合同残留農薬専門家会議 (JMPR)評価書に基づき、以下の結論を出す。 3.クレソキシムメチルの毒性学的プロファイルが1998年のピアレビュー及び付属書Iの改定の枠組みで評価され、一日摂取許容量(ADI)を0.4mg/kg体重/日と結論づけるデータは十分であった。急性毒性が低いため、急性参照用量(ARfD)は設定されなかった。 4. クレソキシムメチルの代謝がりんご、ぶどう、小麦及び甜菜で調べられた。当該代謝試験によって、規制対象のための残留物定義は親化合物と設定されたが、リスク評価のための残留物定義は親化合物プラス代謝物BF-490-2及びBF-490-9の総計と定義された。妥当性が確認された分析法が基準値案の実施に利用可能である。 5. 欧州のいずれの食習慣においても、消費者の長期摂取による懸念は確認されなかった。 6.EFSAは、ブルーベリー及びクランベリーに対するクレソキシムメチルの申請された使用は許容できるもので、毒性学的参照値を超えないと結論づけ脂肪中のクレソキシムメチルとして、ブルーベリー:0.9mg/kg、クランベリー:0.9mg/kgの残留基準値案を勧告した。この基準値案は、屋外用途にのみ適用される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1933.pdf |