食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03260770314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、「ツツジ科植物由来ハチミツのグラヤノトキシンに関するFAQ」を公表
資料日付 2010年11月19日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、「ツツジ科植物由来ハチミツのグラヤノトキシンに関するFAQ」(2010年11月19日付)を公表した。概要は以下のとおり。
Q1. グラヤノトキシンとは?
A1. グラヤノトキシンは植物性自然毒で、特にトルコの黒海沿岸に広く分布するツツジ科植物に含まれる。
Q2. どの食品にグラヤノトキシンが含まれているのか?
A2. ツツジ科植物が広く分布する地域(特にトルコの黒海沿岸)で採取されたハチミツはグラヤノトキシンを含む可能性がある。
Q3. グラヤノトキシンにはどのような健康影響があるのか?
A3. 食品を介して摂取されたグラヤノトキシンは、急性中毒(めまい、血圧低下、徐脈、麻痺、悪心、嘔吐、下痢など)を起こすことがある。
Q4. グラヤノトキシン含有ハチミツをどのくらい摂取すると中毒を起こすのか?
A4. ハチミツは製品により成分が非常に異なり、又グラヤノトキシン濃度も異なるため、正確な量を示すことはできないが、文献では5~180gである。最悪のケースではスプーン1杯でも中毒を起こす可能性がある。
Q5. ドイツでグラヤノトキシン中毒は報告されているのか?
A5. ヘッセン州で1件報告された。文献では、トルコ産ハチミツ摂取による中毒がドイツ語圏でも数件報告されている。
Q6. 消費者はグラヤノトキシン中毒をどのように予防できるのか?
A6. トルコの黒海沿岸産のツツジ科植物由来ハチミツを摂取しないようBfRは勧告する。
 本件に関する意見書「トルコの黒海沿岸産のツツジ科植物由来ハチミツのグラヤノトキシンによる中毒」(2010年9月3日付)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/208/vergiftungsfaelle_durch_grayanotoxine_in_rhododendron_honigen_aus_der_tuerkischen_schwarzmeerregion.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.25/2010(2010.12.01)化学物質p11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/276/ausgewaehlte_fragen_und_antworten_zu_grayanotoxinen_in_rhododendron_honig.pdf