食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03260130149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのグリーンS (E 142)の再評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年11月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月22日、食品添加物としてのグリーンS (E 142)の再評価に関する科学的意見書(2010年10月7日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 科学パネル(ANS)は、グリーンS (E 142)の安全性を再評価する科学的意見書を提示する。グリーンSは、EU域内で食品添加物として認可されたトリアリルメタン色素である。グリーンSは以前、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって1970年及び1975年に、また、EUの食品科学委員会(SCF)によって1984年に評価されている。JECFAは、25mg/kg体重/日の暫定一日摂取許容量(Temporary ADI)を1970年に設定したが、1975年に当該暫定ADIを取り消した。JECFAは、現在に至るまでグリーンSのADIを設定していない。SCFは、5mg/kg体重/日のADIを設定している。 2. 吸収、分布、代謝、排泄、亜慢性毒性、生殖毒性、発生毒性、長期毒性及び発がん性に関する現在のデータセットは、SCFが1984年に設定した5mg/kg体重/日のADIを修正する理由を与えないと当該パネルは考えた。グリーンSについて、十分な遺伝毒性データがない点は、発がん性試験及び生殖毒性試験の陰性結果によって補われる。遺伝毒性データの不足を発がん性試験及び生殖毒性試験で補うことが可能かどうかの問題は現在、科学委員会で議論の対象になっていることに当該パネルは留意した。 3. 第2段階の手法(訳注:地域住民の詳細な食品別摂取データと法令で定めた最大許容使用量に基づく推定手法)では、グリーンSの最大使用量における小児の高摂取者(95/97.5パーセンタイル)の推定摂取量は5mg/kg体重/日の当該ADIを超えるが、第3段階の手法(訳注:地域住民の詳細な食品別摂取データ及び当該パネルが一部の関係当局や関連業界団体のデータから特定した報告された最大使用量に基づく推定手法)による精査された推定摂取量は当該ADIを超えないと当該パネルは結論づけた。第2段階及び第3段階の手法による成人の推定摂取量は当該ADIを超えないことに当該パネルは留意した。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情 No.25/2010(2010.12.01)(化学物質)p6-7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201025c.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1851.pdf |