食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03250420294 |
タイトル | WHO/FAOの専門家パネル、最近の会合でビスフェノール A (BPA)に関する科学的根拠をレビュー |
資料日付 | 2010年11月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHO/FAOの国際的専門家パネルは、最近の会合で食品がビスフェノール A (BPA)の主要暴露源であり、他の暴露源の関連性はあまり大きくないとの結論に達した。BPAは、乳児用ほ乳瓶を含む食品包装容器から食品に移行する。他のあまり重要でない感染源としては、ハウスダスト(house dust)、土壌あるいはおもちゃ、歯科治療物質やレジのレシートなどの感熱紙がある。 専門家は、BPAに関する最新の科学的根拠とヒトの健康に対する潜在的な影響についてレビューを行い、このような結論に至った。ヒトの尿中のBPA濃度研究と食事からの摂取量推定とを関連付け、それらの結果が一致するとしている。また、人体を循環するBPA濃度は非常に低く、BPAは人体に蓄積せず、直ちに尿から排出されることを示した。 最近、幾つかの実験及び疫学的研究において低濃度のBPA暴露と健康への悪影響との関連が報告されている。専門家会合では、現時点においてBPAに関する現在の知見に鑑み、これらの研究結果の関連性を解釈することは困難であり、かかる関連性が確認されるまでは公衆衛生上の対応を開始するのは時期尚早と結論した。しかしながら、対応はすでに進行中である。 BPAの毒性学的並びに健康の側面を検討する同会議には30人以上の専門家が出席した。会議は、WHOとFAOが共同で開催し、欧州食品安全機関(EFSA)、カナダ保健省、米国環境健康科学研究所(NIEHS)及び米国食品医薬品庁(FDA)が支援した。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.24/2010(2010.11.17)化学物質p1-2 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | http://www.who.int/foodsafety/chem/chemicals/bisphenol_release/en/ |