食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03240780149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料における新興リスクの早期特定システムの開発及び実用化に関する技術的報告書を公表
資料日付 2010年10月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月29日、食品及び飼料における新興リスクの早期特定システムの開発及び実用化に関する技術的報告書(2010年10月27日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ESFAの設立規則(訳注:規則178/2002/EC)によると、食品安全及び飼料安全の分野において「新興リスクの特定及び特徴付けをするための措置をとる」ことがEFSAに求められている。EFSAは、欧州レベル及び加盟国レベルの両方において、フードチェーンに存在するリスクを特定するための科学的助言をリスク管理機関に提供する。現在認識されていないが、公衆衛生にとって潜在的に重要なリスクの領域において、新興リスクに特化したユニット(EMRISK)をEFSAは設立している。
2. また、EFSAは、新興リスク要因の特定を通じて、(1)現在の食品/飼料製造方法の変更、(2)食品/飼料製造に悪影響を及ぼす要因、又は、(3)食品摂取を通じたヒトの暴露量の変化に由来する将来のリスクを予測するつもりである。EFSAは、新興リスク及び新興リスクの要因を適時に特定し、また、それらをリスク管理機関に伝達するために、(1)データをモニタリングする収容能力、(2)データをふるい分ける方法、(3)ネットワーク構造の確立を目指している。
3. 現在までに、この工程の第1段階(データのモニタリング)が実施されている。次の段階、すなわち、データのふるいわけ及び情報伝達システムは、迅速に確立されつつある。モニターするデータの現在の供給源は限られているが、それらの供給源は、新興リスクを特定するプロセスにおける次の段階の手順を綿密に仕上げるには十分である。データの供給源がさらに利用可能になるため、このプロセスはさらに有効性を増すことになる。すべてのプロセスは、2010年半ばに実施される見込みであり、新興リスクに関するEFSAの最初の年次報告書(2011年)で報告される見込みである。当該業務の2年目(2012年)の末までに、この取組方法の信頼性及び有用性について初期評価を行う予定である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1888.pdf