食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03230550314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、牛の内臓型/慢性ボツリヌス症に関する専門家会議(2010年9月1日開催)のレポートを公表 |
資料日付 | 2010年10月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、牛の内臓型ボツリヌス症(英訳visceral botulism)に関する専門家会議(2010年9月1日開催)のレポートを公表した。 1990年代半ばから科学文献で牛の内臓型あるいは慢性ボツリヌス症と呼ばれる症例が報告されている。当該疾病の原因は未だ解明されていない。高収量牛が罹患し、子牛も罹患する。臨床症状は多岐にわたり、当該疾病がどのようなものか未だ科学的に定義されていない。原因はボツリヌス菌(Clostridium botulinum)産生毒素と推測されるが、確定されていない。 本件に関する最新の知見をまとめるため、BfRで2010年9月1日に専門家会議が開催され、連邦労働安全労働医学局(BAuA)、フリードリヒ・レフラー研究所(FLI/連邦動物衛生研究所)、連邦栄養・食品研究所(MRI)、ローベルト・コッホ研究所(RKI)、連邦環境庁(UBA)及びBfRの代表が参加した。会議の目的は、本件に関する未解明の問題の特定であった。会議では、さらに研究が必要な問題も特定された。 本レポートの項目及び概要は以下のとおり。 1. ボツリヌス菌及びその毒素の識別 2. バイオガス施設及び堆肥/液肥を介する飼料(フィード)チェーンのボツリヌス菌汚染 3. 家畜の慢性ボツリヌス症 4. ヒトの慢性ボツリヌス症 患畜のいる農場の従業員及びその家族が神経症状を呈している可能性があるが、データ不足のため判断できない。 5. 食品安全への影響 患畜のと畜は禁止されているが、不顕性感染の家畜がいる可能性がある。文献によると、これまで肉からボツリヌス毒素が検出されたことはない。乳中の毒素の存在を仮説的に論じた文献は多数あるが、実際に存在したという報告はない。現時点では、早急な対応は必要ないと専門家は判断する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/viszeraler_botulismus_sachverstaendigengespraech_im_bfr.pdf |