食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03220130305 |
タイトル | EU、特定の肉製品への硝酸塩の添加についてデンマークによる国別条項に関する委員会決定(2010年5月25日採択)を官報にて公表 |
資料日付 | 2010年9月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUは、欧州食品安全機関(EFSA)の意見書を基に食品中(加熱、非加熱肉製品、チーズ等)のニトロソアミン量を出来るだけ減らすことを目的に、食品に添加する硝酸塩及び亜硝酸塩の最大量の節減を図るためのEC指令2006/52/ECを採択した。その中で、伝統的製法を用いた製品については、例外規定を設けている。 デンマークは、上記EC指令を国内法へ導入せずに、従来の国内規定の維持の必要性を告示した。これに基づき、EUは特定の肉製品への硝酸塩の添加についてデンマークによる国別条項に関する委員会決定(2010年5月25日採択)を官報にて公表した。 EC指令2006/52/ECによる「ひき肉由来の完全保存(preserved)あるいはセミ保存用に加熱処理した肉製品」における硝酸塩の残留基準値と異なり、それ以外の全ての肉製品についてはより厳しい基準を有する、自国の硝酸塩の添加に関する規則の維持を求めたデンマーク政府の要請を、委員会決定の採択日より5年間承認する。 EC指令2006/52/ECは、微生物のリスクを抑え、硝酸塩及び亜硝酸塩の管理をするには残留基準値ではなく、製造時に使用する量が重要であるとし、特定の伝統的製法の肉製品のみに残留基準値を設定している。例えば、伝統的製法の塩蔵肉では残留基準値が製品別に175mg/kg、100mg/kg、50mg/kgとなっている。これに対して、デンマークの国内規定では、Wiltshire ベーコン:175mg/kg;Wiltshireハム:100mg/kgなど。更に亜硝酸カリウムの使用についてはデンマークのポジティブリストが例外的に以下の最大使用量(mg/kg)を決めている。例:製品のスライスなど全ての肉片由来の非熱処理肉製品:60mg/kg;塩漬けハムを含むWiltshireタイプベーコン及び類似品のカット:150mg/kg:巻きソーセージ:100mg/kg;ミートボールとレバーパテ:0mg/kgなどとなっている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2010:247:0055:0065:EN:PDF |